妊娠中毒症を防ぐためにも、安産をするためにも大切である体重管理についてお話していきましょう。妊娠中毒症にかかってしまった友人は、もともとふくよかなタイプでしたが、それ以上に妊娠中の体重管理をまったく意識していなかったと反省していました。
ここでは摂取する栄養分や食事を含め、どのように体重管理を進めていけいばいいのか具体的に説明していきますね。


【1】標準体重を計算し、妊娠中の体重増加重量の目安を知る
妊婦さんが妊娠する前の体型により、妊娠中に増える適切な体重が変わってきます。増えすぎてもいけませんし、逆に増えなすぎてもよくありません。やみくもに増えないようにするのではなく、適切な体重を知って目標体重になるようにコントロールすることが重要なのです。

■標準体重の出し方

身長(m)の2乗×22=標準体重(㎏)

例えば身長が160センチメートルの人の場合の計算式は、下記のようになります。

1.6×1.6×22=56.32

よって56.32キログラムよりも体重が軽い人は痩せていて、重い人は太っているということになるのです。痩せすぎや太りすぎは体に負担がかかるために、注意が必要です。

妊娠前に痩せていた人は8から12キログラム、太っていた人は8キログラム以内が妊娠中の体重増加の目安となります。


【2】摂取できる栄養分がどれだけであるのか知る
制限を加えた方がいいものと、制限してはよくないものとがありますので注意してください。

・塩分
1日の摂取量を10g以下にするようにしてください。特に妊娠中毒症になりやすいタイプの人は摂取を控え、7g以下となるように抑えるといいでしょう。

・タンパク質
妊娠中毒症の症状に「尿タンパク」があります。尿と一緒に体からタンパク質が漏れてしまうため、できるだけ多めの摂取を心がけてください。また揚げ物やカロリーの高い(脂質過多な)タンパク質は避け、大豆や乳製品、赤身の魚、鶏のささ身などで効率よく摂取することがおすすめです。

・カルシウム
胎児の骨の形成にも役立つだけでなく、血圧を降下させる役割があります。よく妊娠をすると歯がガタガタになるという話を聞きますが、お母さんの体内から赤ちゃんにカルシウムを送っているからです。母体のためにもカルシウムを多めに摂りましょう。

・水分
むくみの原因となりますが、自己判断での制限は避けましょう。糖質を含んだものでななく、水やお茶を飲むことをおすすめします。カフェインが少ない麦茶は特にいいですね。むくみが重度の場合は、専門家の意見をあおぐようにしてください。

・糖分、油分
できるだけ動物性の脂は避けて植物性のものにしましょう。甘いものの摂りすぎもよくないので、間食はきちんと時間を決めてとるようにしてください。私は10時と15時の2回と決めていました。

・ビタミン
野菜や海草はカロリーが低く、多くビタミンを含んでいるためおすすめの食材です。海草類はさらにミネラル分も豊富です!


妊娠後期の終わり頃、赤ちゃんは大体3キログラムほどに成長します。胎盤や羊水は約1キログラム。血液の増加などで多くて2.5キログラム程度でしょう。妊娠により増加している体重を合計しても6.5キログラムです。

また、ただでさえ妊娠中は日ごろより体に負担がかかるためエネルギーも多く必要となります。だから、やはり8キログラム程度までの体重増加を目標とするべきでしょう。私も頑張って7.5キログラムに抑えましたよ! 生まれてきた息子は3.5キログラムの立派な赤ちゃんでしたので、「体重コントロールによって胎児が育たないのではないか?」という心配はそれほどしなくて良いのです。



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